仮想空間 メタバースとは?プロジェクト事例やメリット、デメリット

仮想通貨・NFT

「メタバース」という言葉を知っていますか?
Facebook社が社名を「Meta」に変更したことで話題になったので、知っている方もみえると思います。

メタバースは、2021年後半から盛り上がり始め、2022年3月現在も毎日のように関連のニュースが出てきています。

2022年2月18日には、Google傘下のYouTubeがメタバースへの参入を検討していると、日本版公式ブログで明かしています。

この記事では今話題の「メタバース」についてわかりやすく解説しています。

メタバースとは

メタバースとは、インターネット上の「仮想空間」を通して提供されるサービスのことです。

利用者はパソコンやスマートフォン、さらには「VR(仮想現実)ゴーグル」などを通してメタバースに参加します。

自分の分身である「アバター」を操作して他の利用者と交流したり、仕事や買い物などの日常生活と同様の行動をしたりできます。

つまりメタバースとは、現実世界に体がありながらも、インターネット上に仮想的に作られた「もう一つの世界」で自分の代わりとなるアバターを操作し、他社と交流するサービスです。

メタバースの定義

投資家マシュー・ボール氏

米ベンチャー投資家のマシュー・ボール氏が示したメタバースの条件は、下記の7つです。

  • リセットされないこと
  • 現実社会と同じく同期的な特徴を持つこと
  • 同時接続できるユーザーが無限でそれぞれが存在感をもつこと
  • 企業や個人が価値を生み出して何らかの報酬が得られること
  • 実社会と仮想空間との垣根を超えた体験ができること
  • プラットフォームの垣根を超えた体験ができること
  • 個人や企業などが大量のコンテンツや体験を提供できること

メタバースの語源

メタバース(metaverse)という言葉は、メタ(meta:超)とユニバース(universe:宇宙)から作られた造語です。

ニール・スティーヴンスン著  『スノウ・クラッシュ』

もともとSF作家のニール・スティーヴンスン氏(Neal Stephenson)が1992年に発表したサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』に登場する、架空の仮想空間サービスの名称でした。

その後、実際にさまざまな仮想空間サービスが登場すると、それらの総称や仮想空間自体の名称として主に英語圏で用いられるようになりました。

メタバースの利用例

メタバースが普及した世界では、どのように利用されるのか利用例を紹介します。

オンライン会議
バーチャルライブ
アイテムや土地の売買

オンライン会議

現在、オンライン会議の代表格と言えば「ZOOM」です。
ZOOMは、自宅に居ながらパソコンで会議に参加できるのでコロナ渦の今、非常に便利なソフトになっています。

メタバースのオンライン会議はZOOMとは少し異なり、仮想空間上で自身そっくりのアバターが会議場所に赴き、そこで話し合いをします。

VR装置を使用することで、あたかも実際に会議室で会議している気分になれます。
会議室には目の前にパソコンや書類が置いてあり、そのパソコンも操作することができます。

何十年後かの未来は、メタバース内で仕事が完結するため職場に行くこともなくなるかもしれません。

バーチャルライブ

バーチャルライブもメタバース上で活用することができます。

今現在も3Dライブのように、パソコンで実際にライブを見ることはできています。

3Dライブとは、「3次元で配信されるライブ映像」のことです。
好きなメンバーだけを近くで観たり、足元から見上げたり、ステージの上から俯瞰したりと、リアルタイムでライブを楽しめる技術です。

しかし、メタバース上でのライブには、同じ空間・時間を共有している「共有感覚」を楽しむことができます。

何百人、何千人の観客がアバターで会場に赴き、同じ空間、同じ時間でライブを楽しむのです。

アイテムや土地の売買

メタバースでは、現実世界と同じように土地には価値があります。
土地を購入することで、家を建てることもできます。
さらに賃貸として貸し出すこともできるので、家賃収入のように収入を得ることもできます。

画像提供:The Sandbox

メタバースゲームのThe Sandbox(ザ・サンドボックス)の土地が2021年12月3日、「メタバースの土地の週間取引高が100億円を超えた」ということで世界的に大きな話題になりました。

洋服や靴などもメタバース上で売買できるようになります。
お気に入りの洋服や靴を身に着けて、他社と交流するようになります。

画像提供:Zepeto

すでに韓国のファッションメタバース「Zepeto」では25億人近くのユーザーを有し、16億点以上のアイテムを販売しています。

メタバースのメリット

メタバースのメリットは下記の3つです。

  • 接触せずにコミュニケーションが取れる。
  • 新しい経済圏を創り、ビジネスチャンスが増加
  • バーチャル化によるコストカット

接触せずにコミュニケーションが取れる

直接会うわけではないので、新型コロナウイルス等の感染症を気にせずコミュニケーションをとることができます。

日本全国の人と会議したり、遠くにいる友達とメタバース上で遊んだり、話したりすることができます。

新しい経済圏を創り、ビジネスチャンスが増加

新しい空間が創り出されることによって、そこにビジネスチャンスが生まれます。

メタバース上でのコンテンツの販売や、土地の売買、家の建築などメタバース上での価値を創り出し、ビジネスの幅が広がります。

バーチャル化によるコストカット

バーチャルオフィスやバーチャル店舗などの導入により、ビジネスをする上でのコストカットを図ることができます。

家賃や人件費、交通費など実世界よりの安価になる可能性が十分あります。

メタバースのデメリット

メタバースのデメリットは下記の3つ考えられます。

  • 敷居が高い
  • 依存症の不安
  • 現実世界のコミュニケーションが疎かになる

敷居が高い

メタバースを導入するには、VR機器とそれに対応した高スペックのPCが、必要になると考えられます。

技術の進歩により安価になっていくと思われますが、一般的にメタバースが普及するにはもう少し時間がかかりそうです。

依存症の不安

オンラインゲームでも警鐘が鳴らされていますが、この手のサービスは依存性が高いことが問題になります。

メタバース上のコミュニケーションにどっぷり浸かってしまい、現実社会よりも仮想空間を優先する可能性があります。

VR機器での没入感もあり、メタバース上での自分の評価が気になって現実を疎かにしたりする可能性があるため、依存性を心配する声は少なくありません。

現実世界のコミュニケーションが疎かになる

コミュニケーションをメタバースに頼りすぎてしまい、現実世界のコミュニケーションが疎かになるのではという心配があります。

メタバースはコミュニケーションのためのサービスです。使い方次第で、現実世界のコミュニケーションも豊かになるはずです。

メタバースプロジェクト例

これまでメタバースについて、さも新しく生まれた概念のように説明してきました。
しかし、メタバースはゲームの分野ではすでに、親しまれた概念となっています。

自分の分身となるアバターで、仮想空間での生活をする『あつまれ どうぶつの森』もメタバースの1つといえます。

主な事例を3つ紹介します。

フォートナイト
マインクラフト
Axie Infinity

フォートナイト

画像提供:フォートナイト

フォートナイトは、複数人のプレイヤーとバトルロワイヤルを楽しめるオンラインゲームです。
フォートナイトでは、ボイスチャット機能を使って友達と会話しながらゲームをすることができます。

近年、小学生の間で爆発的にブームとなり、友達とのコミュニケーションの場としても活用されています。

2020年には人気シンガー・ソングライターの「米津玄師」のライブイベントが、フォートナイトの仮想空間で開催されバーチャルイベントを開催する際のプラットフォームとしても期待されています。

マインクラフト

画像提供:マインクラフト

マインクラフトは、3Dのブロックで構成された仮想空間で、自由に建築や冒険ができるゲームです。

マインクラフトでは、山や海、砂漠といった多種多様な地形が広がっています。プレイヤーはその中で自由に活動できる点が人気となり、世界的に大ヒットしました。

ブロックチェーン技術の取り込みにも積極的です。マインクラフトの提供元のマイクロソフトと連携して、デジタル資産の開発、導入を進めています。

Axie Infinity

画像提供:Axie Infinity

Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)は、「Axie」と呼ばれるモンスターを集めて、戦わせるゲームです。

ゲーム内には「ルナーシア」と呼ばれるメタバースがあり、ユーザーはその土地を購入することができます。

土地はNFTとして販売されていて、土地を持っているユーザーはさまざまな利益を受けることができます。

まとめ

メタバースとは、現実世界に体がありながらも、インターネット上に仮想的に作られた「もう一つの世界」で自分の代わりとなるアバターを操作し、他社と交流するサービスです。

今後利用される例としては3点挙げられます。

  • オンライン会議
  • バーチャルライブ
  • アイテムや土地の売買

「仮想的な世界」という言葉を聞いても、その世界はなかなか連想しにくいかもしれません。しかし、今後はメタバースという仮想的な世界を現実のように楽しめる機会が増えることでしょう。

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